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猫伝染性腹膜炎(FIP)
概要
コロナウイルスの一種である猫伝染性腹膜炎ウイルスによって引き起こされる一連の症状。乾性型と湿性型。一度発病すると死亡率が高い。発病率1~5%
主な症状
乾性型:食欲不振、体重減少、腎臓、肝臓、腸、神経(運動失調)、目(ブドウ膜炎)など。湿性型:腹水、胸膜炎、胸水などの症状が現れ、呼吸困難に陥り数日~数ヶ月の内に死亡
原因
猫伝染性腹膜炎ウイルスは感染力が弱く、通常の接触では容易に感染しないといわれます。しかしウイルスは感染猫の唾液や尿中に混じっているため、これらの汚染された媒介物に接触すると感染してしまう危険性を否定できません
主な治療法
二次感染を防ぐための抗生物質、免疫力を高めるためのインターフェロン、炎症を抑えるための抗炎症薬の投与など。腹水や胸水がたまっているときは、注射針を用いて水を抜く
予防法、注意点
猫の免疫力を落とさないこと。猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルスへの感染を予防するためのワクチン接種。ストレスの原因となるような環境(狭い空間における多頭飼いなど)を改善
掛かりやすい種類
6ヶ月から3歳の猫純血種