膀胱炎
概要
細菌や結石などにより膀胱内に炎症が起こるもの。発症の仕方で急性と慢性とに分かれる。多くの場合慢性化し、腎盂炎・腎炎などの合併症を引き起こす。若い猫では間質性膀胱炎(特発性膀胱炎)も
主な症状
排尿の回数が多い、1回の排尿量が少ない、尿が出ない、水をたくさん飲む、尿の色が濃い、尿がにごっている、外陰部から出血、血尿、食欲不振、嘔吐、腹痛
原因
膀胱内に侵入したブドウ球菌や大腸菌などの細菌、または真菌の増殖。膀胱内の尿結晶や尿結石によって膀胱粘膜が傷つけられる
主な治療法
感染が原因の場合は、抗生物質や抗真菌剤を投与。尿結晶や尿結石が原因の場合は、外科手術で除去したり、排泄を促すため膀胱洗浄を行う
予防法、注意点
早期発見・早期治療。猫の飲水量を増やす。水を飲ませる工夫を行い、トイレ環境を快適にしてあげる栄。養バランスのとれた良質の食餌を与える
掛かりやすい種類
雌猫