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肛門嚢炎
概要
肛門の左右両脇にある肛門嚢(袋)の炎症
主な症状
お尻をかゆがる(床にこすりつける)、お尻をなめる、しっぽを追うような動作をする、悪化すると、腫れて痛みが激しくなり、排便が困難になる
原因
下痢や軟便などで肛門周囲が汚れることによる細菌感染。老化などで括約筋の収縮力が低下して肛門嚢を絞る力が弱まり、内部に分泌物がたまることによる導管や肛門嚢開口部の閉塞
主な治療法
肛門嚢を絞り、分泌物を排出させたうえで消毒液や抗生剤などを使用して、患部を洗浄
予防法、注意点
普段から肛門周辺を観察し、シャンプーなどの際に肛門嚢を絞ることを習慣づけ、分泌物を定期的に排出させる。雄犬では肛門周囲腺の腫瘍、雌犬では肛門嚢の癌が疑われる場合も
掛かりやすい種類
マルチーズ、ミニチュアプードル、トイプードル、チワワなどの小型犬